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2020/6/9

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在宅・リモートワーク成功の7つの鍵 Vol.5

管理職・マネジメント編

ワークシフト研究所
代表取締役社長 小早川

前回は 4. 雑談の使い方  についてお伝えしました。

今回は 5. ボトムアップを歓迎する についてご紹介します。

5. ボトムアップを歓迎する

在宅・リモートワークの長所であり短所は、「空気」が伝わらない、ことです。

例えば、上司が最善の意思決定をしたつもりでも、チームメンバーは別の情報を持っているためにその意思決定に怪訝な反応を示した、という経験はないでしょうか。オフィスで皆の前で発言した際に、その場の雰囲気が少し変わったり、皆の表情が変わった場合、上司はこの発言には必要な情報が抜けていたのかも?と考えたり、その場でチームメンバーに確認したりするはずです。

しかしながら在宅・リモートワークではオフィスで感じることができる微妙な変化に気づかなくなります。
つまり、リーダーはチームメンバーが持っている小さな、でも重要な情報を得る機会が圧倒的に少なくなるわけです。
オンライン会議などでのやりとりは、文字でのコミュニケーションよりは微妙な変化を敏感に察知できますが、それでもオフィスで皆が顔をあわせる時と同レベルで察知することはできません。

現場の意見は重要ですし、意思決定には必要な情報です。
一方で、チームメンバーは上司がどんな情報が意思決定には必要か、はわかるとは限りません。
上司にとっては最重要だとしてもチームメンバーにとっては多くの情報の一つであることも(当然その逆も)あるわけです。

いずれにしても、オフィスワークの時ほど、細かな情報は上司のもとに届きにくい状況でありますから、上司は常に、どんな些細な情報でもチームメンバーの意見は大事であり、常に歓迎する、と表明することが重要になります。

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次回は 6. 文字によるコミュニケーション上の注意点 をご紹介します。

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