2021/7/16
プレスリリース
ワークシフト研究所が復職支援アプリ「piam.」実証実験アンケートの結果を発表
産後、育休後の両立が不安な女性の気持ちが前向きに
プレスリリース
2021年7月16日
株式会社ワークシフト研究所
株式会社ワークシフト研究所(代表取締役:小早川優子、所在地:東京都港区、以下ワークシフト研究所)は本日、同社が提供する産後の女性に向けた復職支援アプリ「piam.(以下ピアム)」のユーザーを対象に行った実証実験アンケート(以下アンケート)の結果を発表しました。
(図3:ピアムのスクリーンキャプチャ―)
ピアムは、妊娠中、育休中、復職から数年の女性を対象に、仕事と家庭の両立が不安な女性の気持ちに寄り添い、両立を可能にするためのヒントやビジネス知識を経営学の知見から提供します。
ワークシフト研究所では、2021年4月下旬から5月にかけて復職に関するアンケートを実施、アプリの利用前後でどのような心境の変化があったかを検証したところ、次の結果が得られました。
- 復職に対する不安度(平均値)が7.1から6.3へと軽減
- 不安度が最大の「10」と回答をした10名が、アプリ利用後は0名に
(図1:ピアム利用による復職への不安度の変化)
さらに、アプリ利用後のアンケートでは、次の回答が得られました。
- 両立生活に前向きになったーー73%
- 両立のヒントになったーー63%
- 精神的に癒されたーー77%
- 孤独感が減少したーー67%
(図2:ピアム利用後のアンケート)
代表取締役の小早川優子は次のように述べています。
「今回行ったアンケートでは、両立が不安だと回答したユーザーは98%に上りました。仕事と家庭の両立を不安に感じる女性は多いものの、何かしらの支援があることで、変化が期待できる女性も多数います。しかし、キャリアにフォーカスしたワーキングマザー向けのフェムテックサービスはまだ発展途上の段階です。今回のアンケートで、ピアムが復職に向けた女性の不安な気持ちを解消できることが分かりました。引き続き、ピアムを通じて両立を支援していきます」
ピアムについて
開発の背景
出産後も働き続けたい、環境が整えば管理職を目指したい女性は多くいますが、仕事と家庭の両立の困難さから、キャリアダウンをしたり、復職を諦めている女性が多いのが現状です。また、復職をしたものの、体調に不調をきたすワーキングマザーもいます。
弊社ではこれまで、1万人以上の育休者・復職者に対し、人材育成研修(注)を提供してきましたが、その数はまだ限定的です。アプリを通して弊社の知見を提供することで、研修への参加が難しい方に対しても両立を支援し、モチベーションの向上を図りたいと考えています。
機能
- 両立がちょっと楽になるヒントやコツ「あなたを励ます応援メッセージ」が毎日届きます。
- カレンダーに「今日の自分を褒める」スタンプを記録できます。
- 他の人はどうしてる?聞きづらい夫婦間やキャリアの悩みについて、アンケートを通して「両立の知恵」を得ることができます。
ピアムはGoogle Play、Apple Storeから無料でダウンロードできます。詳しくはこちらをご覧ください。https://www.piam.club/
協業先の募集について
ピアムは今後、復職者のメンタルヘルスや人材育成、健康経営など、企業の課題感に応じた協業ができるように柔軟な設計がされています。協業に関するお問い合わせはフォーム(https://workshift.co.jp/contact-us/)からお知らせください。
アンケートについて
- 実施期間:2021年4月22日~5月28日
- 利用前アンケート:4月22日~4月30日
- 有効回答数:106
- 回答者属性:妊娠中・育休中 48%、復職者 52%
- 利用後アンケート:5月24日~5月28日
- 有効回答数:71
- 回答者属性:妊娠中・育休中 41%、復職者 59%
- 利用前アンケート:4月22日~4月30日
- アプリの平均利用日数:4週間
(注)ワークシフト研究所所長 兼 静岡県立大学准教授の国保祥子が監修する経営学をベースとした研修プログラムを提供しています。仕事にはもちろん、家庭の運営にもその知見が有用と好評です。
*App Store は Apple Inc. のサービスマークです。Google PlayはGoogle LLC の商標です。
ワークシフト研究所について
株式会社ワークシフト研究所(代表取締役:小早川優子、所在地:東京都港区、以下ワークシフト研究所、https://workshift.co.jp/)は、女性管理職・リーダーの育成、企業の働き方改革を目的とした各種コンサルティング、教育トレーニングサービス(法人向け・個人向け)、管理職・リーダー候補の女性の人材紹介サービスを提供しています。育休中の女性を対象とした「プチMBA」の参加者は、累計10,000名を超えました。
実践的なケースディスカッションを軸とした「ワークシフト・メソッド」を用いた意識変革・組織改革を専門としており、「ビジネス×アカデミア」の交流を促進し、限られた時間の中で最大限の成果と、付加価値を創造する個人と組織を創ります。
本件に関するお問合せ先
株式会社ワークシフト研究所