ホームユーザーボイス ファイザー株式会社の梨子本紫保さまと、上司の荒川さまのインタビュー
ファイザー株式会社の梨子本紫保さまと、上司の荒川さまのインタビュー

ファイザー株式会社の梨子本紫保さまと、上司の荒川さまのインタビュー

2017.01.31

個人

今回は、2014年の第2子育休時に「育休プチMBA」に参加して2015年4月に復職した、ファイザー株式会社ポートフォリオ・プロジェクト・マネジメント部所属の梨子本紫保さまと、その上司である荒川明雄さまにお話を伺いました。梨子本さんは、荒川さまが率いる部署に異動して半年で第2子の育休を取得しています。育休中に育休プチMBAに参加し、その後フルタイムで復職。インタビュー時点で復職後1年7ヶ月ほど経っています。育休前と、復職後の現在を比較しつつお話を伺いました。

―梨子本さんの復職の様子はいかがですか?荒川さま 「意欲がすごく高くなったと感じています。育休前は異動直後でこれから仕事を覚える段階だったということもあるかもしれませんが、明らかに復職後は意識が高くなっていると感じますね。特に、向上心がすごく強いというのが分かるようになりました。医薬品開発の知識習得やプロジェクト・マネジメントのスキルアップ、将来的な管理職への昇格など、本人のキャリアプランが明確で、将来に向けてどうしていきたい、何を伸ばしていきたいということをはっきり言ってくれるので、上司としてはサポートしやすいですね。」

―具体的には?荒川さま 「例えば、プロジェクトマネジャーは人によってやり方が様々ですが、梨子本さんは積極的にチームメンバーとコミュニケーションをとり、プロジェクトのリスクやその対策を明確にするために議論する場を設けたり、チーム以外の関係者とのコミュニケーションをリードしたり、プロジェクトの状況をシニアマネジメントに説明するガバナンス会議でも積極的にプレゼンターを引き受けています。
プロジェクトを進めるときには開発計画の検討や問題解決のためにどうしても会議が増えていきますが、その会議で何を決めなければならないのか、次に何をすべきか、どうしたらチームのメンバーがパフォーマンスを発揮し易くなるのかなどを考えて仕事を進めていると思います。
チームメンバーも、梨子本さんととても仕事をやり易いと感じているのではないでしょうか。意識が高くないとこういう積極的な行動は出来ません。プロジェクトマネジャーの仕事をこなすのは難しいという人もいるのが現実ですが、梨子本さんはもともと優秀なうえに意識が高まったことで、仕事に対するオーナーシップが強くなっていることを感じます。
また、梨子本さんは自分が担当しているプロジェクトだけを考えているのでなく、他のプロジェクトマネジャーにも参考になりそうな情報をグループ会議などで積極的にシェアすることでグループメンバーと活発に意見交換し、お互いのスキルアップにも繋げてくれています。視野が狭いと自分のプロジェクトで起こっている問題を解決することに精一杯になってしまうのですが、視点を高く持っていれば、自分のプロジェクトで起こっている問題は他でも起こる可能性があるということが分かるようになります。
ですから、梨子本さんは視点が高いのだと思います。
他のグループや部門の人が困っているときも積極的にサポートしているし、経験は全部自分の力になると思っているのではないかな。
新しいプロジェクトでは、経験がある人でも今までの知識や経験だけではカバーできないことが必ずあるけれど、梨子本さんは疑問に思っていることを率直に相談したり、経験者に情報を聞きにいったりして、プロジェクトの中で問題になりそうなところをきちんと把握して対処しようという意識があるので、そこは上司として安心できています。
プロジェクト・マネジメントのスキルアップにも積極的で、PMP®(Project Management Professional)という資格も取得しています。」

―梨子本さんは定時で退社するそうですが、それで他の人に負荷が偏ったりすることはありますか?荒川さま 「全くないですね。梨子本さんは基本的には定時に帰りますが、必要に応じて業務時間を調整してくれていますし、海外チームとの電話会議には夜に自宅から参加するなど、フレキシブルに対応しながらプロジェクトを回しています。私も梨子本さんが定時で帰るからそれに合わせたプロジェクトをアサインしようという意識はなく、梨子本さんのスキルやキャリアを考えて、適切だと思うプロジェクトをアサインしています。プロジェクトマネジャーにはコミュニケーションスキルやリーダーシップスキル、バランス感覚などが必要なので簡単な仕事ではないのですが、梨子本さんにはとても期待しています」

―育休期間中に部下に学んでほしい科目やテーマがありましたら教えてください。荒川さま 「育休中に限ったことではないのですが、オーナーシップに対して前向きになれるとか、自分の目の前の仕事だけではなくて高い視点で物事を見て俯瞰的な考えが出来るようになると、ありがたいと思います」

―梨子本さまに質問です。梨子本さんの仕事に対するオーナーシップがとても評価されていますが、これは育休プチMBAで勉強したことの影響はありますか?梨子本さま 「勉強会に参加したことで、その意識が強まったと思いますね。ケースのディスカッションをしていく中で受け身ではいけないと気づき、会社全体の視点から自分を見たときにどういう働き方を期待されているのかを考えるようになったことが大きかったと思います。目の前の仕事をトラブル無く済ませようと考えるだけではなくて、見えている範囲外のことも考えた方がいいと思えるようになったのは、勉強会があったからかなと思います」

荒川さま 「仕事に対するモチベーションやコミットメントが強くなければ、与えられた役割の中で無難にこなそうという意識になってしまう。でも、意識が高ければ、自分のやるべきことを考え、さらにチームが高い成果を出すためにやるべきことは何かということまで考えるようになる。この違いは大きいと思いますね」

梨子本さま「目の前にある仕事をきちんとやろうという意識は、みんな持っていると思います。加えて、今の仕事が他の仕事、将来の仕事にも影響する可能性があるという視点を持てたのは大きかったと思います」
荒川さま 「そういう視点がないと、昇格していくことは難しいと思います。そういうことができない人が、管理職になったら急にできるようになるかというと、違いますから。普段から視野を広げて、物事を考えていく日々の積み重ねだと思うのですよね」

インタビュー後記
お二人の信頼関係が垣間見えるインタビューでした。育休中の学びを活かして高い視点と仕事に対するオーナーシップを見につけた梨子本さまを、上司の荒川さまがきちんと評価し信頼している様子でした。我々ワークシフト研究所のプログラムがこうした上司部下の幸せな関係づくりに少しでも貢献できているのであれば嬉しく思います。ファイザー株式会社さまは女性役員比率が25%という、女性の活躍という観点でも先進的な企業の1つですが、その背景には働きやすい職場環境と優秀な管理職、そして視点の高い部下の存在があることが感じられました。荒川さま、梨子本さま、ご協力ありがとうございました。 (国保祥子)

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