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2017/6/5

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育休プチMBA® 研究報告会2017を開催しました



育休プチMBA® 研究報告会 2017~仕事に活かす「職場外の経験」とは:
2017/5/19(金)、「育休プチMBA研究報告会」(協力:株式会社イトーキ)を開催いたしました。㈱ワークシフト研究所は、育休取得して復職する(主に)女性とその上司との間で発生しやすい理解の溝の「橋渡し」として育休プチMBA勉強会の監修をしています。そこから得た知見や調査研究結果について、主に企業の方々、育休者を部下や社員に持つ人事部や管理職向けに、年に一度、報告会という形で発表しております。今回で、3回目の報告会を実施することができました。

—- 第1部 パネルディスカッション
テーマ:人材開発の手段としての「境界を超える経験」の効果について
パネラー(50音順)
・小沼 大地 氏:NPO法人クロスフィールズ 共同創業者・代表理事。「留職」サービスを展開
・竹内 伸一 氏:株式会社ワークシフト研究所 顧問、徳島文理大学人間生活学部教授、株式会社ケースメソッド教育研究所代表取締役。ケースメソッド教育が専門
・寺西 誠 氏:株式会社イトーキ 人事部 ダイバシティ推進室 企画チームリーダー。社内で2番目の男性育休取得者 モデレーター
・ワークシフト研究所長 国保祥子

全く別のお立場でありながらも、パネラーの方々からは、「職場を離れることは<ブランク>とネガティブに思いがちな育児休業も、捉え方によっては、そして行動を起こせば非常に良い学習の機会となりパワーアップして復職できる」というメッセージをいただきました。育休を取得し不安を抱える当事者にとっても、また所属組織にとってもとても心強い知見です。また、「修羅場の経験が人を育てる」という言葉が何度も発せられ、印象的でした。職場外の経験は、価値観の違う他者に伝えるべく思考、言語化することで、本人にとって深い学びになります。また経験者がいることで、所属組織にもイノベーションが起こるというディスカッションは大変興味深いものでした。



第2部 研究報告

育休プチMBA参加者の復職者の変化や動向にフォーカスし、昨年より専門的な研究発表をいたしました。弊社がおこなったアンケート調査から、以下のような結論が得られました。
・育休プチMBAの学びは復職後に生かされる
・本来の個人の意欲以上に、育休中に適切な学びの機会を得ることが、復職後の意欲的な就労継続には必要である
・仲間を持つことは育休者に自信を与え、マネジメント思考を得ることは、上司、経営者の意図の理解、組織への貢献意欲、そして管理職に対する興味や理解を向上させる
・両立の壁を乗り越えられる思考とスキルを持つ社員を増やすことで、企業の両立に対するコスト軽減を実現できる

詳しくは、当日の配布資料(こちらからダウンロード可能です→研究報告2017)を参照ください。



最後に、アンケートに協力してくださった皆様、会場まで足を運んでくださった方、パネラー及び関係者の皆様、今回の開催に多大なるご協力をいただいた株式会社イトーキ様に、この場をお借りして御礼申し上げます。今後とも、育休プチMBA勉強会、並びに(株)ワークシフト研究所をどうぞよろしくお願いいたします。
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